Poetry book 2006

□翼が亡くなる時
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ずっと飛び続けたアタシ
それが誇りだった
アタシから翼をとれば
価値が消えると思い込んだ
奪わないで アタシの翼

休んでいいよと言った君
それは失望だった
アタシにとって翼は期待の荷
用済みだと言われた気がした
唱えないで 諦めの言葉

拡がらなくなった翼
飛び続けたアタシは墜ちた
君の優しさに気付けなかった罪
それでも君はそばに居た
離れないで 君の心





2008/11/17 萱乃弥波



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