ON物語
□運命的
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「二宮ー
今日、暇? 飲み会行かね?」
「はっ?暇だけど。」
大学を卒業し、一流と呼ばれる会社に就職して5年。
大きい会社で働けば出会いなんていくらでもある。
けど…
「良いってことか?」
「えっ? あ。別に良いけど」
「誰が参加するのよ?」
「んー、俺の友達と友達の友達と また友達の友達とー...」
「あー、そう。
えっ、合コン??」
「に近いかな〜」
「そうなんだ。」
「駄目だった??」
「いやっ、ちょうど良かったよ」
ここの人間って何かさ。…
まぁ、最近飲みに行ってなかったしね
何ヶ月ぶりだ?
そのくらい。
「そう?
それじゃあ終わったらロビーで待ってるからな」
「わかった」