花とゆめ・LaLa

□あなたがくれた名前
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夏目 side


ニャンコ先生から会わせたい奴がいると言われて、
大きな森に連れてこられた。


…綺麗な森だな…


ニャンコ先生の会わせたがってる人は
この森で生まれたらしく、この森からは出られないらしい…


名前も知らないらしいが、
昔、妖怪が見える人間をつれて来てやると約束したらしい。


「お、夏目見えたぞ」

「どれ??
……あの…大きな桜の木か??」

「あぁ」


俺の目の前には大きな桜の木が満開に花を咲かせていた。


俺たちが桜の根元まで行くと、上の方から声が聞こえた。



「…人の子か…迷ったのか…??」


…女の人にしては少し低めだが
とても綺麗な声だった…

見上げるとそこには、桜色の着物を着た銀色の髪の女の人が枝にもたれていた。


夏目side-end
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