贈り物。
□過保護な奴等っ!
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「ハァ、いいよ自分で手当てできっし。」
そう言って、自室へと再び歩み始める。
が、すぐに腕を掴まれた。
「駄目だ!バイキンでも入ったらどうするっ!!!!ほれ、早く見せないか!」
「ば、バイキンってキモいんだよ!!!え?なに?ヅラ、今までもずっと、他の奴等の前でバイキンって言ってたの??」
「当たり前だ。バイキンって以外と強いんだぞ。」
「いや、なんか弱そうだわ!!!!……っ!!!」
ち、ヅラのせいで余計に傷広がったんじゃね?
ヅラの手を振り払って、自室へ入ろうとする。
が、ヅラにまた呼び止められる。
「では、お前はバイキンのことをなんと呼ぶのだ?」
「……いや、そんなこと言われても。あれ?そういえばなんて、呼んでたっけ。菌?菌だったかな?ってどーでもいいわ!そんなこと!!!!」
そういいながら、自室へ入りドア閉める。
絶対ヅラも入ってくるわ。
そう思っていたが、しーんとして…
暫くするとヅラの気配もなくなった。
珍しいな、そう思いながら、ろくに手当てもせずゴロン、と寝転ぶ。
すると、ドタバタと足音が聞こえてきて、銀時の部屋の扉が、スパーンッッ!と開かれた。
「銀時ぃぃぃぃ!!!怪我をしたって本当かぁあ?!」
いきなりのことに銀時もびっくりして、扉の方を向くと、高杉と坂本の姿。