贈り物。
□髪の毛切りました?いいえ切ってないです。
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「…あのさ〜?喧嘩なんてしちゃダメだよ?わかってる?」
「「はい…すみません。」」
路地裏で一人のカップルを、怒る一人の男。
「大体ね、男のほーも、女のほーも、ネチネチネチネチ、京都の女ですか?コノヤロー。」
その男はガシガシとその異質な銀色の髪の毛を掻く。
その男、名を真選組 副長 坂田銀時という。
「はい…すみません。」
カップルは申し訳なさそうに、謝っているその、頬には爪の後等傷が沢山ついている。
「…こんな事でこっちは、お昼寝タイム取られてんのわかんねーの?」
さっきまで寝ていたのか、不機嫌な銀時。
少し、睨みを効かせるとそのカップルはヒッと声を出して、ごめんなさぁぁぁぁぁあい!っと走って行った。
その場にポツンと一人残る銀時。
はぁ、と溜息をついた後一言。
「…パフェ、食いてぇ。、」
そう言ってその場を後にした。