一夜物語

□僕の名前
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何?こいつ、僕のことを全部知ってるかのようにいいやがって、ふざけんなっ!!
誰も分かってくれないし、分かってもらわなくたっていい。でも、僕のことを全部知ってる風に言うな!!

ズズズズズ・・・

「わぁぁ?!殺気止めて!殺気止めて!!」

僕は、知らないうちに殺気を出していた。

「もー、君の殺気は普通の人より特別なんだかんね!!」

イラッ

皆僕のことを特別、特別って言う。
なんで、そんなこと言うの?
特別って、何?
良いことを示してるの?それとも悪いこと?

皆、皆僕の事を理解できてないくせに知ったかぶったことを、いいやがって!!

「・・・」

「あれ?怒っちゃった?お〜いシュリ?」

ピくっ

「なんで、僕のこと知ってる様にいうの、ねぇ、なんで僕の名前知ってるの?」

シュリは、また殺気を出す。

ズズズズ・・・

「出さないで!!って言ったのにぃ〜。ダメだよ?ほら、私の周り1メートル範囲植物が、枯れてきてるから。」

ピタッ

シュリの殺気がやむ。

「あはは・・・君って案外優しいね?」
 

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