一夜物語
□さぁ、澪崎を始めよう。
2ページ/2ページ
少女が、舞う。
男たちの、体が舞う。
「?!」
ドサッ
トッ
男達の体が、無惨になって落ちてきた。
少女は、可憐に舞い降りる。
まるで、天使が舞い降りるかの様に。
「完了」
少女は、小さく呟いた。
「人間は、何がしたいのか・・・。」
少女は、言う。人間のすべてをも、知っているかの様に。
「さて、シマリスさん。大丈夫?あなたは、えらいね。」
少女は、シマリスに近づく。
シマリスの、耳がピくっとなる。
「で?あなたは、何なの?シマリスさん?」
少女は、すべてを見透かしている様に・・・。
(あはっ、君はやはり特別な何かを持っているね)
突然頭の中に声が聞こえた。
(まぁ、私も・・・だけどね!!)
パァッ
急にシマリスの周りに白い光がまたたく。
「くっ・・・。」
少女は、眩しさに手を覆う。
シーン・・・
音も、光も無くなり少女は、目を開ける。
と・・・目の前には・・・。