しあわせのき
□黄色のウサギ&オレンジのビーバー
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あ、あれは！
カドルス！
公園のベンチに体育座りしている。
ちょっと近づいてみる。
ナナシ「どうしたの？」
あ、ビクッとした。
カドルス「誰？」
ナナシ「あたしは、ナナシ！今日からここに住むの！」
カドルス「へぇ！僕はカドルス！よろしくね！」
ナナシ「よろしく〜♪で、どーしそんなに落ち込んでるの？」
カドルス「あのね、ギグルスっていう女の子と遊ぶ約束してたんだけどね、」
ナナシ「デート？」
カドルス「ただの遊び。でね、さっき、フリッピーに殺されちゃったんだ。」
ナナシ「あらら…だから落ち込んでたんだ？」
カドルス「うん…。そういえばナナシ、家はどこ？」
ナナシ「あ…。無い。」
カドルス「なら、つくってもらいにいこう！」
ナナシ「いいの？ありがとう！」
たぶん、ハンディーだろうなー。
ぴんぽーん
カドルス「ハンディー？いるー？」
がちゃ
ハンディー「…。とりあえず入れ。」
想像より大人だった…。
ナナシ「お家作ってください！」
ハンディー「直球だな！で、どんなのがいいんだ？」
ナナシ「12階建てのビルで。」
ハンディー「どっかいけ。」
カドルス「普通のお家でいいんじゃない？」
ナナシ「色はピンクがいい！場所はどこでもいい〜」
ハンディー「適当すぎるだろ…。」