聖帝学院

□Trick or Treat?
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今日は10月31日。
外国などでは秋の収穫などを祝う、ハロウィンという日だ。
そしてここ聖帝学院では、毎年恒例らしいハロウィンパーティーが開かれる。
学院内のいたる所にあるチェックポイントを通過してポイントを貯め、ゴールをしたら景品がもらえるというものだ。
参加する者は全員何かしらの仮装をしないといけないというルールで、もしも破ったなら即失格、つまりペナルティを科せられる。
当然院生の僕も参加することになっていて、嫌々ながらも仕方なくやることにした。

このイベントは3人一組でチェックポイントを回ることになっており、そのチームはくじ引きで決められる。
全学年合同、しかも一部の先生が混ざることになっているので、なかなか知り合いと一緒になることは難しい。
そんな中でも僕は、ひそかに美琴と同じチームになれることを祈りながらくじを引いた。


「それでは皆さん、番号の書いてあるエリアに行ってください。」


アナウンスが流れる。
僕の番号は137だった。いったい誰と一緒になるのだろうか。不安を抱えながらも、僕は指定の場所へ足を運んだ。
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