本章★ do or die..(長編)★

□THE ASSEMBLY
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ASSENBLY

「待ってろ!
スーパー助けてやるぜ!」
「いやー!降ろしてくださいー!!」
「ん?!誰だてめえは!」
「お前が乗せたんだろ!!」
ナミが絶妙な突っ込みをロボットにした。
「こいつはフランキー、私たちの船大工よ。
フランキー、こちらショーちゃん。ハートの海賊団のクルーなの。」
「アゥ!お前も海賊か!スーパーだな!」
・・・・何だこのテンション。
ハートの海賊団のひな壇芸人並みのガヤの方が幾らか扱いやすいな。
勢いで乗らされてしまったけど、ローたちはどこにいるんだろう。


「ショー、私たちは他のクルーを探しに行くわ。
島を一回りするから、貴方もその間仲間を探すといいわ。」
ロビンが私の心配そうな顔を見て、そう言ってくれた。
ロビンたちも仲間が攫われて大変なのに私に気をきかせてくれたことに胸が熱くなった。
「私とフランキーは先に1番GRへ向かっているわね!じゃっ!」





「ん〜・・・いないなぁ・・・・」
ロビンの後ろに乗りながら白いツナギ集団を上空から探してみるものの、一向にそれらしいのが見当たらない。
探している最中にロビンは人魚のケイミーが攫われたことを説明してくれた。
人魚なんているんだ、と思いながらもヒューマンオークションにかけられることを聞いてぞっとした。




島を回って、長い鼻の人やガイコツと合流して、気が付けば彼らの目的地の上まで来てしまっていた。
ってか、本当麦わらの海賊団って、皆個性的・・・。

「もう騒ぎが起きている!出入り口は人の波だ!」
下を見ると建物からあわてて出てくる人々が見て取れた。
「とにかく突っ込む!」
「了解!」
おっと、、、嫌な予感がするのは私だけ??
「あ、あのっ!」
私は降ろさなくていいと言おうとするも、骸骨の人は颯爽と飛び降り、ロビンは背中から手を生やして下りて行ってしまった。
「さあ行け!」
残った長鼻と私は、私の叫ぶ声を無視して振り下ろされた。

「ぎゃあああああ!!」
「いやああああああ!!!」


ドッガシャーーーン!!!



盛大な音を立てて空中から会場へと飛び込んだ。
長鼻の彼は何やら宇宙服に似た服を着た男を下敷きに。
「ぐぁっ!」
私はというと、会場を守っていた兵士の塊にダイブ。
「ギャー!女が落ちてきた!!」
「串刺し!!!」
男たちが掴んでいた数本の槍は天高く掲げられていたため、ダイブしてきた私の五体を串刺しにした。
思いもよらず殺めてしまった事に兵士たちは驚き慄いたが、すぐさま槍を地面へ下げた。
左方では長鼻の彼が踏みつぶした男が相当重要人物だったようで、皆目を見開いて驚いていた。

「っいたたっ」

「お、起きたーーー!!??」
「ってか痛いどころじゃねえだろー!」
槍を抜きながらむくりと起き上がる私に指さしながら叫ぶ周りの人たち。
あまりに煩すぎて目をしかめながら耳を塞いだ。


「どこほっつき歩いてた、ショー」

ドキ、とした。
耳を塞いでいても、彼のバリトンの声だけは心臓に響く。
振り返ると後ろの方で両腕を背もたれに掛けながら少し口を釣り上げて笑うローがいた。
この状況のどこが面白いのかわからないが、彼は普段より楽しそうだった。
「ロー・・・」
彼を見つけれた事に内心ホッとする。
「ショー、どこいってたんだよぅ!」
ローの後ろにはベポ。
「うわ、ショー、何だその服!
ゲロマブだな!」
ペンギン、シャチが私の露出の多い服をみてウハウハする。
そんな事言っている状況じゃないし、と思いながら私は思いっきり睨んだ。
「血まみれなのが余計にソソるな。」
「ローまで変なこと言わないでっ!」












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