本章★ do or die..(長編)★

□THE FAREWELL
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FAREWELL


嗚呼、どうしてなの?




振り返ると大きな巨体をゆらりと揺らした見たこともない男。
「バーソロミュー・くま!」
ローが大男を睨みながら叫んだ。

くまと呼ばれた男は私にゆっくりと大きな手を向ける。
身の危険を感じたが、彼はあまりに大きく、逃げるには既に遅すぎた。


「ロー!!」

「ショーっ・・・」

彼の焦った顔が頭から離れない。

私は差し伸べられた手に必死に縋り付こうとした。

いや。


いやよ、


こんなの。





ダンッ・・・・ダンッ・・・・


「出してっ!

出してよぉっ・・・っ」



涙がとめどなく流れる。

一瞬にして空に浮いた私は、何もできずに遠のくシャボンディ諸島をただただ泣きながら見つめるしかできなかった。
くまは能力者だったのだろう。こんなこと普通の人間ができるはずないもの。
でも何で私が飛ばされなければならないの?
どこにつくの?


私はハートの海賊団と、ローと離れさせられたことに対して憤りを隠せずに
泣き叫んだ。







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