本章★ do or die..(長編)★

□the investigation
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「・・・・取引?」

街頭の明りで遠く伸びた2メーター近い長身のドフラミンゴの影が私を包み込んでいる。

「帰りたくないか?
“偉大なる航路”へ」

「っ?!
貴方が私を無理やり帰すよう仕向けたんでしょ?!」
声を張り上げる私にドフラミンゴは癖のある笑い声で肩を揺らした。

「フッフッフッ、俺は何もしちゃいないさ。居合わせた奴が悪かっただけだ。
だが俺はあの時言ったはずだ、一週間後シャボンディで待つと。そしてお前は来た。」

私はうっと言葉を飲み込んだ。
確かにそうだ。でも次の目的地はシャボンディだった、望まなくても必然的にいかなければならなかった。
ドフラミンゴのシャボンディを選択肢にしたことは意図的に思えて仕方がない。

「だが帰ってきて腑に落ち無さそうな顔をしてるな、ええ?」

私は蛇に睨まれた蛙のような動かない体に鞭を打ち睨み返した。


だが次に彼から出てきた言葉は私の予想がつかないものだった。





「俺が帰してやろう」





「・・・・え??」

思考が一瞬止まった。
どういうこと?
ドフラミンゴはローの元に私がいることを疎ましく思っているのだと思っていた。

返す言葉が見つからず、私は立ち尽くしていた。


ドフラミンゴは長い舌を出したまま私を見つめたままだった。








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