頂きもの

□兵長(あなた)には敵わない by黒猫
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「へいちょ…ぉ…」

横たわった俺の上に
リヴァイ兵長が跨がり腰を沈めてくる。

「でかくしすぎだ。このエロガキ。」

眉を寄せてグッと腰を押し込んで
はぁ、と吐息を漏らすその艶かしさ。
ゴクリ
息を飲んで
更に熱が高まる。

「く…っ…」

固く狭まった肉壁を割って
俺の屹立したペニスが兵長の内部(なか)に飲み飲まれていく。

熱く
きつく
締め付けられて
俺のペニスが歓喜に震える。
狂いそうなほどの快感に
放出欲が高まる。

「挿れただけでイくんじゃねぇぞ。」

グッと更に深く体を沈められて
目の前がスパークする。
ヤバイ
ヤバイヤバイヤバイ

「だ…めです…へいちょ…俺…」

喰われる
喰われてる。
放出を許されない熱が体内で燻って
全身を血が巡る。
グツグツと
音をたてて。

「は…ああっ…」

兵長がゆっくりと体を上下に動かす。

サラリ

兵長の黒髪が揺れる。
欲情に濡れた瞳に挑戦的な光を映して
俺を見下ろす。
開いた足の間で上を向いた兵長のそれが
艶やかに濡れている。

触りたい
触りたい

自分と同じ同性の性器にこんな欲望を感じるなんて自分でも信じられない。
なのに、それがリヴァイ兵長のものだと思うと、堪らなく欲情する。

「へいちょ…」

思わず手を伸ばしたら
パシッとその手を叩かれた。

「誰が触って良いっつった?」

てめぇは大人しく寝てりゃ良いんだよ、と言いながら兵長が腰を浮かす。
抜かれる…?と思った瞬間、深く飲み込まれる。

「あっ…ああ…っ!」

脳天を突き抜けるような快感。
気持ち良いのに
苦しい。

「も…ダメですっ!リヴァイ兵長っ!」

「だめだっつってんだろ。」

瞬間、根本をギュッと握られた。

「あっ…く…っ!」

いい加減張り詰めて
解放を求めて上り詰めていたペニスを握られ
激痛が走る。

「へいちょ…」

やっぱ、しつけは体の痛みだよな、そう呟いて
根本にバスローブの紐を巻き付け思いきり締め付けた。

「い…っ!」

「俺が良いって言うまでイくんじゃねぇぞ。」

緩やかに律動を再開させて
リヴァイ兵長が勝ち誇ったように笑う。

絶頂を越えた快感は
吐き出せない苦痛と共に
俺の内部で煮えたぎり

「も…イかせ…て…くださ…くるし…へいちょ…へいちょおっ!」

解放を求めて俺は恥も外聞もなく懇願する。
紐を緩めたい。
苦しい。
気持ち良い。
痛い。
おかしくなるっ!

「イきてぇか?」

荒い息の間に
コクコクと首を縦に振るしかできない俺に兵長は唇が触れそうなぐらい顔を近づけて
薄い唇を自分の舌でなぞり、妖艶に俺に囁いた。

「んじゃ、俺を満足させろ。」

妖艶なその仕草に、限界を超える暑さでたぎっていたの俺の欲望は爆発した。

「兵長っ!」

ガバッと兵長の首に腕を回して
唇を奪った。
そして、そのまま貪るように兵長の口を蹂躙した。
舌に舌を絡めて
歯列をなぞる。
もっと
もっと
深く唇を絡めたくて
何度も何度も舌を絡める。
離れたくない。
離したくない。

「…ん…っ…」

鼻にかかるような吐息混じりの声に
思わず唇を離してしまった。

「はぁ…っ…」

息を漏らして
唇を手の甲で拭うように押さえて

「てめぇ…」

俺を睨み付ける目は
欲情に濡れて
俺を更に煽る誘発剤になり
頭の奥でなにかが切れた。

「兵長っ!」

叫んで身を起こせば
俺の上に乗って繋がっていた兵長は当然バランスを崩した。
その背に腕を回して、再び唇を奪いながら
形勢を逆転させる。

すなわち
兵長をベッドに横たえて
俺が襲いかかる姿勢に。

「てめぇ…」

「兵長…すいません…もう、俺…我慢できないんですっ!」

「あぁ?ざけん…っ!」

叫ぼうとした兵長の唇を自分の唇で塞いで
はぁ、はぁ、と欲情で抑えきれない熱を吐き出しながら、兵長を見下ろして言った。

「俺…気持ち良く…しますから…。」
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