ハボロイ
□DEEP LOVE
1ページ/2ページ
オレと大佐は三週間離れていた。
理由は、オレが中央に小隊の指揮の取り方についての研修に行っていたから…
そして今日、帰って来たという事なのだが…
どうもおかしい。
恋人である大佐と話してない!
オレは研修中スゲェ頑張って他のヤツらより良い成績を収めたのに。
恋人同士という事を差し引いても、上司として誉めてくれても良くないか!?
そんな事を思いながら此処、東部で与えられた任務をこなしていたらいつの間にか定時になっていた。
“今日はあなたも疲れているでしょう”と大佐の美人副官のリザ・ホークアイ中尉が定時であがらせてくれた。
そして、司令官室に行き大佐を迎えに行き、大佐の家へ向う。
しかし車の中でオレと大佐は一言も喋らなかった。
…オレ、何か悪い事したか…?
そして家に着き、キッチンに向かい、料理下手な恋人に代わって料理を作る。
「夕食、何がいいッスか?」
「んー…。オムライスがいい。」
「ロイ、オムライス好きッスね」
「私はハボックが作ったのが好きなんだ」
「ありがとうございます//」
「//」
「あ、じゃ、直ぐ作りますんでちょっと待ってて下さいね?」
「ん.」
大佐は暇なのか、錬金術で犬のぬいぐるみを錬成してそれで遊んでいる。
か、可愛い////
「大佐?出来ましたよ。…ほら、わんこのぬいぐるみで遊んでないで」
「…いただきます。」
「どうぞ」
…これは、昼間の事を聞くチャンスか!?
「…そういや久しぶりに話しますね。」
「そうだな…。三週間ぶりだな。」
「実質、三週間と半日ぶりッスよ…。司令部でも全然話してないでしょう?」
「忙しかったからなぁ…」
「…そうですか…」
前は、どんなに忙しくても会いに来てくれたのに…。
やっぱ俺、飽きられたのかな…