書庫(夢以外置き場)
□からくりの恋
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「バグではありません。貴方のその気持ちは、新たな可能性を秘めるもの」
「可能性・・・?」
「からくりでは持ち得なかったもの。前々から、その片鱗はありました」
万事屋の銀時たちと共に、彼はたまを助けてくれた。
その時の事を思い出す。
ただのセキュリティプログラムとしてではなく、友を守る為に散ろうとした。
そう、彼には宿っているのだ。
魂が。
「私を想うと、胸が苦しくなるのですか」
「・・・はい・・」
「私は、貴方に何をしてあげられますか。白血球王」
「たま様・・・」
「貴方は私の大事なヒト、貴方は何がしたいのですか」