書庫(夢以外置き場)

□からくりの恋
5ページ/11ページ



「バグではありません。貴方のその気持ちは、新たな可能性を秘めるもの」

「可能性・・・?」

「からくりでは持ち得なかったもの。前々から、その片鱗はありました」


万事屋の銀時たちと共に、彼はたまを助けてくれた。
その時の事を思い出す。

ただのセキュリティプログラムとしてではなく、友を守る為に散ろうとした。
そう、彼には宿っているのだ。

魂が。


「私を想うと、胸が苦しくなるのですか」

「・・・はい・・」

「私は、貴方に何をしてあげられますか。白血球王」

「たま様・・・」

「貴方は私の大事なヒト、貴方は何がしたいのですか」



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ