SLAM DUNK 2
□藤真さんと仙道君
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部活が休みの土曜日の午後。
ふと散歩に出かけると見覚えのあるツンツン頭。
(仙道…?)
どうやら女の子とデートの様なので邪魔をしたら悪いということで、声もかけず通り過ぎる。
仙道は彼女持ちなんだなぁ〜まぁ、モテるって魚住言ってたしな、そういや。
まぁ、俺の方がモテけど。
そんなことを考えて歩いていると、
「…さん!!…藤真さん!!」
となぜだか呼ばれるので後ろを振り向くと、
女の子と腕を組んだまま俺に手を振る仙道。
女の子に一言二言話すと、女の子はふて腐れた顔をしたまま去って行った。
「藤真さ〜ん、何してるんですか?」
「何って、午後休みだからブラブラしてるだけだけど…それより、さっきの子いいのか?怒ってたみたいだけど…」
「あぁ、別にいいっよ。向こう遊びですから。」
「お前、悪い奴だな。」
「えぇ〜そんなことないですよ?本命には一途ですから。」
「本命にはって、女の子は遊びまくる男って引くだろ。そういう噂には敏感だし。」
「まぁ〜そうですけど、男ですし、我慢できない部分もあるじゃないですか…」
「なんか、お前可哀想な奴だな。」
「うわっ、何その見下した感じ!!てか、それより藤真さん俺とデートしません?」