SLAM DUNK 1


□仙道くんのお姉ちゃん。
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「あきら〜入るわよ〜」

大きな声でそう呼びかけながら合鍵で入って来た女性。
彼女は仙道の2歳年上の姉のミカだ。

今まさに女の子とそういう雰囲気だった仙道にしてみたら、ありがたくない来客だった。

普通であれば空気を読み、直ぐに出て行くのだろうが、ミカは荷物を机の上に置くと、ベッドの反対側にあるソファに脚を組んで座り、
タバコに火をつける。
ふぅーっと息を吐くと、女の子をまさに上から下まで舐め回すように見つめる。

「で?あんた誰?」

急な出来事に固まってしまっていた2人だったがミカの言葉で意識を取り戻す。

仙道に似て、すらっとしたモデル体系の美人が堂々と自分は誰かと聞いている。
女の子がこっちが本命で自分は遊びだったんだと誤解しても無理はない。

「すみません!」

と少しはだけた制服を隠しながら鞄を持って逃げるように帰って行った。
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