The world of the basket 2nd season
□第41試合
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「対象者帰宅。全員定位置へつけ!」
「「「イエッサー!!」」」
「携帯はマナーモードにしておけよ。敗北は許さない。」
「なんか懐かしいっスね〜。」
「久しぶりだもんなぁ。アイツいい女になってんのか?」
「俺、早く会いた〜い。飛び出して行ってハグしちゃいそう。」
「止めるのだよ。というか、なぜデカイ俺たち2人がこんな同じ場所に隠れなければならないのだよ。狭いのだよ!!」
「仕方ないじゃないですか…君たちはここしか入れるところがないんですから…」
「にしても、他の皆置いて来ちゃって大丈夫っスかね?後からしばかれそうで…」
「さっさと来ねぇアイツらがワリィんだろ?でもま、心配しなくても後から会えるんだし…」
「おぃ、お前たち、いい加減静かにしろ。気づかれる。」
仕事で留守のはずのこの物語の主人公、朝比奈ミカの自宅ではなにやら大きい影がコソコソと動いていた。
何を隠そう、この主人公。
漫画のSLAMDUNKと黒子のバスケ好きが功を奏し、ある日彼らの居る、彼女にとっては天国のような世界へと迷い込んでいた。
そこで織りなされた目くるめく日々…イケメンとカワイコちゃんたちとのあんなことやこんなこと…ちょっと嫌がらせでくじけたりもしたけれど、最終的にはプロポーズまでしてもらって…
まだまだこれからイチャイチャするぞ!と意気込んでいたところ、現実世界に連れ戻されていた。
夢の世界があまりにも天国すぎて、その反動から彼らを失ったミカは元気をなくし、仕事と家を往復するだけというなんとも悲しい生活を送っていた。
そして、この日もいつものように仕事に行っていた彼女。
まさかこの後とんでもないサプライズが待ち受けているとは思いもよらない。
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