短編とか

□テスト期間
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6時限目のチャイムが鳴り、日直の号令がかかる。


席を立つと皆の音で目を覚ましたキミは、何事もなかったかのように


“ありがとうございました”

と声を掛ける。

そして、急に僕の方に振り返り

「今日は暇か?」


と尋ねる。僕は気になっている本があったから


「図書館に…いk「じゃあ俺も行くから先に行っとけ。」


こうやってキミは、席替えしてから毎日のように僕の予定を聞き放課後を一緒に過ごす。
それまで、話したことも無ければ目を合わせた事もなかった。

僕とキミは世界の違う人…


つい、こないだまでそうだったのに…。


キミには友人が居るハズなのに、どうして僕のノートを見るんだろうか…


なんて、疑問は口には出せない。
出すとキミは僕から離れて行きそうだから…………




・・・目線→僕

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