短編とか

□テスト期間
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9:55
キミはもう授業中にも関わらず、
スヤスヤと夢の中だ。
それも一時間目の授業開始10分で…


今は、世界史の時間。
担当の先生は黒板に重要だと思われる事を書き込んでいく。


先日行われた席替えで
最後列の席をゲットしている僕はキミの時たま
“コクッ”って動く頭越しに見る黒板を写す。


そんな、なんの変鉄もない日常…



だが、周りのクラスメイトには焦りの色が見える。

期末試験まで1週間を切ったからだ。

普段寝てる奴も起きて、
時間を取り返すかのように必死に勉強している。



先生が此方を振り向いた。


「おい、相原!起きろ。おまえだけだこの時期寝るのはっ!」

あ…キミが寝ているのに気がついたのか。
でも、いつも寝ているキミに一度声を掛けると
再び黒板に向かい僕らに向けて説明し始めた。


もぞもぞと身体を起こし,後ろの席の僕をみるキミ。


「あとでノートみせろよ。」


その一言、言うとキミは再び眠りについた。
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