とある科学の日常生活(長編)

□新たな出会い
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※暗部サイド6からの続き

御坂はこの日(オルガ入院から次の日)喫茶店で佐天と上条と休憩をしていた(御坂と佐天の買い物につきあわされた上条さん)

御「ありがとうね
わざわざつきあわせちゃって」

上「いやいやきにしなくてもいいですよ
俺も暇だったしな」

佐「ずっと聞きたかったんですけど一ついいですか?
そのオルガってlevel4の人に白井さん本当に恋しちゃったんですか?」

御「うん、まあね」

佐「にしても意外だな〜〜〜
あの白井さんが恋だなんて」

上「誰だっていつ人生のターニングポイントがくるかなんてわからないだろ?
白井は今なんだよ」

佐「でも私は嫌だなあ………
上条さんの前では言いにくいけど戦闘になったとたん凶悪な能力者になるなんて怖すぎます」

御「凶悪って言ったって危険な目にあわされたんだからやり返したっておかしくないわよ
第一黒子を助けるためにしたんだもん」

佐「でもぉ…………」


「私も彼女の意見が正しいと思うよ」
隣をみると新聞を読んでいる目を覆った仮面をかぶった金髪の男性に話しかけられた

「勝手に入ってすまないね」

佐「いえ、それよりも正しいとは?」

「この学園都市には能力者達をlevel0から5で表す
だが元来そのようなことはしてはいけないのだよ
そのような区別をするからお互いのlevelを知り相手が高ければその人に対する態度が変わるものだ
君はlevel4で戦闘が暴れん坊ということだけで凶悪という相手に対する勝手なデータを頭に植え付けているのだよ
君たちlevelは?」

佐「私とこの人がlevel0でこの人がlevel5です」

「ということは君は彼女に初めて会ったときlevel5ということだから勝手に相手が傲慢な人間であると思ったのではないかな?
だが実際会ったときlevel5と感じさせずフレンドリーに接してくれたことに驚いたのではないかな?」
佐「う……………
当たりすぎです………」

「自分に合った人だから今でも付き合いがあるのだろう?
私が言いたいのは一概には人をlevelで判断してはいけないということだよ」

御「ちょっとすみません
なんでそこまで私たちのことがわかるんですか!?」

「簡単な話だ
君たちの話と雰囲気の憶測だよ
第一私の言いたいのは会ってない人の評価を勝手に下げてはいけないということだ」

上「…あのお名前は?」

「………ラウ・ル・クルーゼだ

近くの大学で心理学を教えている
何かしりたいことがあれば聞きにきたまえ
出来る限り答えることを約束しよう」


上「ラウ・ル・クルーゼ………」

後に彼に会ったことは吉となるがもう少し先の話
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