とある科学の日常生活(長編)
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士道君の話を聞いたあと俺は1人歩いていた
というより1人で歩いた
なんだかつけられている気がしたからだ
〜森の中〜
沢田「…隠れてないで出てこいよ
エンマ」
?「エンマ?違うね」
木陰から現れたのは少女だった
沢田「…だれだ?お前は?」
?「我が名は古里真美(作中では名前しか出てないのでご想像にw)
憎きボンゴレ達に制裁を加えるべく再び生を受けた」
沢田(古里真美!?
確かエンマの死んだ妹のはず…
なぜ…!?)
内心動揺したが表面には出さないようにし答えた
沢田「…いくつか質問がある
一つ、なんで大地のリングをつけている
二つ、ボンゴレ達に制裁とは?
三つ、なぜ生きている?」
真美「まず最初の質問だな
簡単な話だ
現シモンボス古里炎真を倒したからだ
二つ目
私は今の衰退したシモンはお前達ボンゴレのせいだと考えている
嘗て初代シモンボス、シモン=コザァートをたぶらかし、現在までのファミリーの家族を殺してきたのもお前達のせいだろうよって貴様らを制裁してやる
三つ目の答えは…拒否させていただこう」
沢田「…シモンとボンゴレの関係はもう忘れてはいけない過去としてお互いに和解したはずだ
もう突っ込まないでくれないか?」
その瞬間真美の顔が変わった
真美「死ぬ苦しみがお前に分かるのか…」
沢田「……」
俯いてしまう
すごく重たい一言だった
真美「死んだことがあるからお前達に苦しめられ死んでいった者の辛さ、無念、怒りが分かるのだ
…和解などで、そんな簡単な物で済ましてなるものか!!!」
腹に響く…
沢田「……すまない
…悪いが…今の俺にはこう言うしかない…
だがその苦しみは分かる…
大切な人を無くした時と同様のものだろう…
苦しかったろう…」
思い出していた…
あの時のエンマの目、また未来でユニとγを守れなかった俺の目…
真美「…!!
…とりあえずここで戦うのは癪だ
また会おう」
そうつげると彼女は夕闇に消えていった
ボンゴレリングに話かける
沢田「…俺は何をしたらいいんだろうな…」
リングが優しく輝いたように見えた
沢田「そうだな」