長編(立海)

□野生児
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今日も無事に練習を終え



レギュラー達にタオルとドリンクを配る




幸村部長にタオルとドリンクを渡したとこで


「そうだ、親友なまえ。

なんだか今日は剣道部が外を

走っていたみたいだね」




って笑いながら言う


よく気づきましたねぇ〜



なんて言いながら



「なまえでも見かけたんですか?」


って聞いたら


「いや違うよ、部長をみたんだ。東サヤ」



あー、そうねなまえがいつも自慢げに話す

あの部長さんか。とても落ち着いた人よね





「そうなんですか?外にいるなんて

走り込みでしょうかね」





「いや、その様子ではなさそうだったけどね」


クスクスと幸村部長が笑う




??


違うんだ?

まぁ今日はなまえと帰るから

帰りに話聞いてみようかしらね







「引き留めて悪かったね、部室に行こうか」





「あ、はい。部長お先にどうぞ、私はコートを

点検してから行きますので」





「ありがとう、それじゃあ先に行ってるよ」







数分後、気の済むまで点検し

部室へ向かう

そろそろなまえも部活終わった頃かしらね






部室へついて部誌を書いて

帰り支度をする




なんだか今日はみんな支度が早い

って、私が遅かっただけかな






みんな揃って部室を出る



「今日はみなさん、このまま帰るんですか?」



そう聞いてみると

みんな、肯定の返事




じゃあみんなで正門まで向かいますかね





なまえに会えたらこの人たちも

喜ぶだろうし、まあいっか






みんなでテニスについて語りながら帰るあたりが

本当にテニス大好きなんだな、って感じ



微笑ましい雰囲気で私も気分がよくなる








正門につくと、なまえはまだいないようね



今日は部活長引いたのかしら

いつも私が待たせてるんだし

全然そんなこと気にならなかった





「あ、私はここでなまえと待ち合わせしてますが

みなさんどうします?」





ああ、そうなんだ




とか言って

一歩も動かなくなるあたり

待つ気満々じゃないですか野郎ども





少ししてから、走ってくる黒髪の子

見間違えるわけないなまえだ

遠くから見ても可愛いなんて

本当に、一味違うわよねなまえは














・・・・・って




ん?












なんかなまえの後ろから猛スピードで

何かが走って追いかけてきている



そしてその後ろからもまた、一人








まさか








あの野生児じゃないでしょうね!


















なまえちゃーーーん!

って叫ぶ声はまさしく野生児南ミヤ子先輩









なまえは、待ち合わせに遅れるから

走ってきている

それだけではく

恐ろしいものから逃げるような

必死な顔で走っているようにも見えた





ほんと、可哀想な子・・・・なまえ(笑)







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