長編(立海)

□始まり
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身だしなみを整えて、最後に鏡の前で


ニコっと笑顔を作ってみる


相変わらず寂しい部屋





よし、今日からまた元気に頑張ろう




そう心に決めて時計を確認する

そろそろ待ち合わせの時間だね

忘れ物はないか、火元は大丈夫か

しっかり確認して家を出る

玄関の鍵を閉め、一回大きく深呼吸して



私は歩き出した



新しい季節、一人暮らしは寂しいけど

これも私のために神様がくれた試練なのかもね

ちゃんと乗り越えてみせるよ



そんなことを考えながら

親友なまえちゃんとの

待ち合わせ場所に向かう




待ち合わせ場所にはもう

親友なまえちゃんが来ていて、




私に気づくと笑いながら

大きく手を振ってくれた





「なまえ〜!おはよー!」



「親友なまえちゃん、おはよう」






さっきまでの寂しいと思ってた気持ちが、

なんだかスッと軽くなった

友達って本当に素敵だなぁ

親友なまえちゃんの笑顔は私の心の寂しさを

埋めるには十分な要素だった


「ん?どうしたのなまえ?

なにニヤニヤしてるのよ〜」




私が改めて親友なまえちゃんの存在に

感謝している時どうやら顔は

緩みきっていたようで、すぐさま

親友なまえちゃんにつっこまれてしまった





「え?ううん、なんでもないよ。

2年生からもよろしくね」





そう笑って言うと、親友なまえちゃんは

とっても嬉しそうに笑い返してくれた


「何言ってんのよ改まって〜、当たり前じゃない!

私のなまえなんだからね」









親友なまえちゃんの私かは

関係ないと思うけど、って

笑いながら返したら


親友なまえちゃんは、

何よって言ってきたけど



そういう他愛もない会話も幸せで









私たちは楽しく話しながら駅へ向かった






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