Web拍手掲載物。

□虎を飼い慣らす方法。
3ページ/13ページ

料理人は、三本刀使いのズボンを下着毎引き下ろし、陰茎を握り、優しく、手を上下に動かす。
「ほら、ゾロ、美人さん。手が休んでる」
料理人に指摘され、三本刀使いの右手は、自らの左胸の突起を刺激し始める。
──こんな……、こんなおれが……?!
「いい子だ、美人さん♪今度は、チャイナドレスを着て、しような?約束したし♪ほら、達(イ)っちまえ、ゾロっ」
左腕でしっかりと、愛しい恋人を抱き、右手の動きは、より速さを増していく。
それに合わせて、三本刀使いの右手の動きも早くなる。
三本刀使いは、快楽の濁流に呑み込まれている。
「はっ、あ、ああっ、ん〜っ、あああああっ」
身体がビクンっと跳ね、背が反り返り、倒れそうになる瞬間、愛しい人の身体にしがみつき、愛しい人の右手へ白濁を放っていた。


  *  *  *




「コック……、ずりぃ。あんな風にされたら、おれは、拒めねぇ……」
「でも、良かったろ?」
「……////」



三本刀使いの体を思い、それでも、料理人の事を感じて欲しくて、こういう事をする。
「コック、てめぇ、しなくても……」
途中からは、小さくなる。
「ん?したいけど、未来の大剣豪の邪魔する訳にいかねぇし、まぁ、大丈夫だ。美人さんが、気持ちいい、って顔してんの見れるし、な」
何時もの様に煙草の煙をくゆらせている。
ある夜の出来事。



数日後、料理人は得意気な顔で、チャイナドレスを、三本刀使いに見せ、
「約束しただろ?」
と笑みまで浮かべて聞かれた。
「約束したからなっ」
三本刀使いの声がやけくそだったのは、言うまでもない話。


To be another of scene...
2013/11/22
2013/11/30 加筆修正。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ