ぐるまゆともふもふ。
□701話のあの辺。
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「麦わら屋達はどうした!!?
あいつら 作戦のメインだぞ!!」
おれは叫んでいた。
と同時に、過ぎる思い。
麦わら屋一味と同盟を組んだ訳だが……。
さて……。
麦わら屋一味は、おれの手に負えるかどうか……!!
同盟を麦わら屋に持ち掛けた時もそうだったが、一味に知らせる時も、麦わら屋は笑っていた。
「反対」を唱える鼻屋にトニー屋にナミ屋に対して、冷静に言うやつが一人。
「どうせ ルフィが 決めたんだろ？」
「忠告しとくが お前の思う『同盟』とルフィの考える『同盟』は たぶん少し ズレてるぞ 気ィつけろ」
料理人なのに常時、煙草を標準装備している、`黒足屋だ。
どうも、おれは、この黒足屋が苦手だ。
麦わら屋やゾロ屋の感覚派とは違い、おれに似ているからだ。
所謂、頭脳派。
唯、女が絡むと、冷静でいられなくなるようだ。
ナミ屋やニコ屋に対して、瞳をハートにして、くるくると給仕に勤しむ姿は恐れ入る。
「はっ……」
これで何度目だろうか、麦わら屋一味と同盟を組んでから驚くのは……?!
何より……、おれは、どうして、黒足屋の事なんか、思い出している?!!
黒足屋が
「おれはパンが嫌いだ」
と言ったのに対して、おにぎりにしてくれたからか？
礼を言いに行ったら、蹴られそうになったが……。
「はっ……」
何度目だろうか、麦わら屋一味と同盟を組んでから驚くのは……。
ここは、ドレスローザ。
ドフラミンゴの国。
作戦の要の地。
今朝の新聞に報じられていた通りなら、ドフラミンゴはカイドウに潰されるか、グリーンビットに来ている筈の海軍に捕まる筈。
作戦に集中しなくては……!!!!
が。
この胸の小さな痛みは……。
The end?
2013/11/05