短篇。
□712話のピンク一色の頭の中。
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「“心覗き”(ピーピングマインド)!!!」
「きゃああああ」
「…ふ…!
ふしだらなっ!!!」
──ヴァ、ヴァイオレットちゃん……、君は、本当は美しい心を持っている……!!
あっ、そう言や、夕べのゾロ……、綺麗だったな……。
「……コッ……あっ……サンジィ……」
頬なんか紅く染めて、艶めいた声で、おれの事、呼びやがって……。
ヴァ、ヴァイオレットちゃん、君はウソをついている……。
今夜も、あいつを抱いてやるんだっ♪
ふふんっ。
ゾロを言葉で攻めて、ネクタイで目隠しして、手も後ろで縛って……。
あっ、鼻血、吹きそう……。
ハァハァ、ヴァイオレットちゃん、君は居たくもない場所に居るんだろ……。
ヴァイオレットが覗いたのは、こんなピンクな思考かもしれない……。
The end.
2013/11/07