緋色のキズナ〜土崎〜


□バカは風邪ひかないっていうけど
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冬の寒い今日この頃。
真選組の宿舎では、今日も様々な騒動があった。これはその騒動の一つの話。
「・・・ハアアッッ!これで、、、」
山崎は今日もミントンの練習をしていた。
・・・その時。
「ゴラァッ!山崎オメェ何回殺せばいいんだ!」
、、、この声は副長もといマヨラサーティーン、土方十四郎だ。尊敬している上司、そして・・・今は恋人でもある男だった。
「へへ、すいません副長・・・アハハ」
いつもならここで泣いてやめるはずなのに。
「オマエ今日はやけに調子がいいな・・な、何かあったのか?」
山崎は笑顔を崩さず、むしろ笑みを大きくして言った。
「それよりもですね、副長!今日はどこかへ二人で遊びませんか?今日は暇ですし!」
「ま、まぁいんじゃねえか。気分転換にもなるしな。」
本当は土方は今日のテンションが高い山崎をとてつもなくかわいいと感じているのだが、それはクール?な副長のイメージの手前、言わない。
ーー数分後。
土方たちはある食堂に入っていた。
「何にいたしますか?」
「・・カツ丼」
「あんぱんで!」
「お、お客様。。。あんぱんはございません」
「じゃあ〜何もいらない♪」
目を合わせようとしないでウェイトレスは帰って行った。
「・・オマエホントにおかしいんじゃ・・」
「そんなことないですよ!本当に今日はいい日だなー!」
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