ギャグ・ミックス
□『人類最強の弱点!?』
6ページ/11ページ
「みなさーん、夕御飯できたんできてくださーい」
エレンの掛け声でぞろぞろと食堂に人が集まり始める。
「今日はシチューか。美味しそうね、エレン!」
「ありがとうございます、ペトラさん」
「そういえば…兵長はどこにいらっしゃるんだ…?」
オルオのもっともな質問だった。
兵長の指定席はぽっかりと空いていて誰もいない。
「そういえば、庭の掃除をしてくるって…」
「まさか、まだ庭にいるのか?」
「もう大分暗いぞ?」
「まだ夕日が出ているくらいよ。…オルオ年寄りみたい。顔も老けてるけど」
「ふっ…ペトラよ。誰に向かって言ってるんだ?」
「オルオでしょ?…そのしゃべり方やめて。似てないから」
「なんでもいいですけど、兵長呼びに行きましょうよ。シチューが冷めちゃいます」
「…そうね」
「だな…」
話し合った結果、結局全員で庭にいる兵長を呼び戻しに行った。
「兵長ー…御飯出来ましたよー?」
エレンの呼びかけ。
「兵長ー?どこですかー?」
ペトラの呼びかけ。
「兵長ー?」
結果、全員の呼びかけ。