ギャグ・ミックス
□『人類最強の弱点!?』
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(分かりました、オルオさん。じゃ、いきます、皆さん…!)
「あッ…兵長!あんな所にGが!!!」
エレンは皆に目配せをしたあと、リヴァイの気を紛らわし、さっと懐からアルものを取り出した。
それは紛れもなく、五匹のGが入った小さな虫かご。
リヴァイには何も無いところを指差し、向こうを向いた隙にそのGたちを解き放った。
「きゃーっ、兵長!こっちです!!こっちにGが!」
途端に湧き上がるペトラの悲鳴。
「ッチ!」
リヴァイはGに対して舌打ちし、近くにあった紙を丸めて、次の瞬間−
スパパパパンッ!!!
部屋に響いたのは激しいスパーク音…ではなく。
リヴァイが見つけた(正解にはエレンが逃がした)Gを瞬殺する音だった。
その間、約0.5秒。
床にはGの悲惨なピーッがピーッとなってピーッだった…。(自主規制)
「さ、さすが、人類最強…」
「おい、お前ら。明日、この古城全部屋の掃除だ。…覚悟はいいな?」
「……は、はい。か、覚悟しておきます…」
俺の過ごす環境でGがでるとはな…と、何も知らずに一人ぼやくリヴァイ。
一方、エレン達は、明日の掃除についての過酷さと、予想外な作戦の失敗の仕方に放心状態だった…。