ギャグ・ミックス
□『人類最強の弱点!?』
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その時、ガサッと茂みから物音がした。
ニャーン、という声と共に。
「!?…なんだ、猫か」
「…エレン?わっ、可愛い…///」
エレンが見つけた黒猫を見て、ペトラがやんわりと微笑んだ。
その時、全員が思った。
(……結婚しよ)
猫に手を伸ばすも、するりと間を抜け、とある方向に走って行った。
「いったい、どこに…」
エレンが呟き、皆がその方向を見ると…。
「リヴァイ兵長…!あ、あんなところに…しかも寝てないか?」
猫が走って行ったのはなんと行方不明のはずねリヴァイのところだった。
猫の存在には気づかず、リヴァイはすぅすぅと寝息を立てている。
「あっ、ね、猫が兵長の腹の上に…!」
全員で近くにあった木に隠れ様子を見守った。
「なんだと、エレン!?おのれ、たかが猫の分際で兵長の服を汚すとは…!」
オルオはそういいつつ拳を固めた。
「なんか、なごむわね…。兵長と黒猫…」
「そうですね…。大きい黒猫と小さい黒猫みたい…」
「…エレン、お前の価値観が周りと違うと感じたのは俺だけか…?」
「…?」
エルドの意見の意味が理解出来ていないエレンは小首を傾げた。