ギャグ・ミックス
□『人類最強の弱点!?』
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「あ…、猫が兵長の口に…あ、ああっ!?」
「おい、なんだエレンっ、何が起きている…!?」
そこどけ、見えねえんだよ!お前こそどけ!…と押し倉饅頭をしていると、次の瞬間全員がその衝撃的な光景を見た。
リヴァイの薄く開いてくちの中に吸い込まれるように入っていく猫の舌。
猫は何を思ったのか、リヴァイの口をこじ開けんばかりの勢いで唇を舐めた。
「ね、猫と兵長のディ、ディープキ…!「それ以上言ったら殺す」
ペトラからほとばしる殺気。
「な、なんか…あれだな。変な気分になってくるな…///」
「頬を染めてんじゃねえ、キモい、オルオ!」
「ペトラ、言い過ぎた。…あ、兵長が起きるぞ!」
グンタの掛け声で、「エッ!?」っとみんな一斉に振り向く。
一斉にリヴァイに視線が集中した。
そんなとこなど治癒ほども知らず、リヴァイは口元に感じる違和感と共に目が覚めた。
「…ん、んん…んむぅ…ッ!?」
目が覚めるや否や、視界は真っ黒に染まった。
なんだこれ、柔らけえ…毛、毛…!?なんだ、口に当たっているものは!
というか、これはなんだ!?
起き抜けに全ての細胞を叩き起こし、必死で情報を探った。
慌てて上体を起こし、やけに重たい腹部へと目を向けると…。
「…………………ッ!?」
そこには、黒い猫がぶら下がっていた。
猫…猫。
なるほど、さっきの柔らかい毛は猫の毛。
じゃあ、さっきの生暖かい感触は…猫のし、舌…。