ギャグ・ミックス
□『人類最強の弱点!?』
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「『力を合わせて兵長の弱点を探ろう!プロジェクト』を開始します!」
「ぉおおお!いいぞー、エレン!」
パチパチとエレンの寝室でもある地下室に人数分の拍手が広がる。
「じゃあ、とりあえず案出していこうぜ!」
「ふん、こそこそ隠れて兵長の弱点探しとは…呆れるぜ。…で、案はあるか?」
「オルオ、結局気になってんじゃない。…そのしゃべり方気持ち悪いから止めて」
「俺、いいか?」
グンタが手を挙げた。
ずっと黙っていたグンタだったが、何か案があるようだ。
「グンタさん。何か心当たりがあるんですか!?」
「落ち着けエレン…息が荒い、顔が近い」
近すぎるエレンの顔を片手でぐぐっと押し返した。
「兵長って潔癖症だろ?…だったらやっぱり…G、じゃないか?」
「なるほど、G…か。確かに一番可能性は高そうだな」
エルドが意見に乗った。
続いてペトラが言う。
「G、Gね…私も苦手だわ。でも、どうやって試すの?勿論実験するのよね?」
「ああ。でも確かにどうやって…」
「…ッ、それなら、俺に考えが…!」
そして、エレンの作戦のまま、その日は来た。
「なんだ、お前ら。今日はやけに静かだな…気持ちわりィ…」
「そ、そんな事ないですよ。ささ、兵長。お疲れになったでしょう。どうぞ、熱いコーヒーです」
リヴァイはペトラの勧めるままコーヒーに口をつける。
(おい、エレン…そろそろいいんじゃないか?)