ギャグ・ミックス
□『エルヴィンの…』
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『エルヴィンの…』
最近兵士の間ではとある噂がたっている。
もしかしたら結構前から存在するかもしれない噂だが、それでもここにいるのは若い好奇心大勢な兵士たちばかりなのだ。
土に埋まっていた噂が再び掘り起こされてもおかしくはないだろう。
兵士A「おい、どうだった。上手くいったか!?」
兵士B「だ、だめだ…っ。さすがは団長、油断も隙もないぜ」
兵士Bの報告を受け、明らかに落胆する兵士A。
今兵士達の間で噂になっているのは、威厳もあり、女性たちからも人気のあるエルヴィン団長だった。
兵士A「おい、こうなったら直接誰かに聞くってのは…」
兵士B「だめだ、そんな事したら俺たちが主犯だってばれかねない…」
どうしたものか…と二人して頭を悩ませる。
兵士C「お!どうしたんだよ?」
突然の兵士Cの乱入に二人は顔を上げた。
兵士A「聞いてくれよ、団長のヅラ疑惑の噂なんだけどよー」
兵士C「あれか、…あれ、多分本当だぜ?俺見ちゃったんだよ…。風が強い日に団長が髪の毛押さえてるの」