ギャグ・ミックス

□『クリスマスネタ・赤いおっさん』
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『クリスマスネタ・赤いおっさん』



「アルミン、ミカサッ!!至急煙突を塞ぎに行くぞ!」

「な、なんで!」

「どうしたの、エレン」

「どうしたもなにもねぇよ!お前ら知らねえのか!?」

「「知らない」」

「…まだなんも言ってねえ」

「で、何が?」

「今日はおっさんが不法侵入してくる日じゃねえか。だから煙突を塞ぎに行くんだよ!」

「…何ソレ怖い」

「だろっ、ミカサ!」

「…ちょっとまって。そのおっさんって、赤い服着てない?」

「ああ…着てるぞ。多分血で真っ赤に染まったやつだろう」

「血…?エレン、そのおっさんは白いヒゲを生やしてない?」

「あ、ああ…生やしてる。昔絵本で見たんだ…」

「エレン、」

「んだよ、アルミン」

「サンt、…そのおっさんは大きな袋を担いでない?」

「ああ、担いでる。…子供をさらうためだと聞いたぞ」

「…。(エレンは大きな勘違いをしている…どうしよう)」

「エレン、その恐ろしい本は誰にみせて貰ったの?」

「確かリヴァイさんだ。でも、読み聞かせてくれたから絵は殆ど見てない」

「きっとそのせいだ!」

「……何がだよ…?」

「な、なんでもないっ」

「しかしこえーよな、おっさん」


「う、うん…。(僕は平気で子供に嘘を教えたリヴァイさんの方が怖いなぁ…)」

「エレン、早く煙突塞ぎに行きましょう」

「そうだな、ミカサ」

「あっ、まって、僕もっ(今年はプレゼントなしか…)」






*****

「こっ、これは…煙突が塞がれておる…入る事が出来んの…」

「ど、どうしますか…ザックレー部長」

「…とりあえずサンタ協会に連絡する」

「しかし、こんな事は初めてですね」

「そうだな。…なんだか悲しいな」

「部長、前から気になっていたんですけど…」

「なんだね」

「そのヒゲはは自前ですか?」

「そんな訳ないだろ、ホレ」

…ベリベリッ

「うわ、なんか今俺の夢が消し飛んだ音がしました」

「君こそ、その赤い鼻は自前かね?」

「なんすか、その疑うような目は…。これはっすね…、自前なんですよ」

グイグイッ

「確かに、引っ張ってもとれないな…。君には整形外科を勧めるよ」

「…どういう意味っすか」



ジングルベールジングルベール♪
鈴がなるー♪

MERRY CRISTMAS!


fin.
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