ギャグ・ミックス
□『最初の被害者』
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『最初の被害者』
リヴァイは自分がどこにいるのか、全く現状把握ができないでいた。
「…おい、ここ…どこなんだ」
しかも周りには誰もいない。
前に進もうとしても透明な壁にぶち当たってしまう。
「おい、クソめがね…いねぇのか…、?」
結局、自分の状況に一番関わってそうなマッドサイエンティストを呼んでみるが…。
当然、音は反響するばかりでなんの返答もない。
さて、どうしたものか…、とリヴァイは混乱した頭を捻った。
−その頃…。
とある人物がスマホを握りしめながらニヤニヤしていた。
「くくっ、困ってる困ってる…」
白衣に眼鏡、髪を高い所で無造作に結わえている人物、それはハンジだった。
「あの、…どうしたんですか教授。いつにもまして気持ち悪いんですけど」
「気持ち悪いって…ひどいね、エレン。いやぁ、君も見てみなよコレ」
「?」
差し出されたスマホの画面を見たエレンは一瞬理解が出来なかった。
「なっ、ななななな…っ!?なんですか、コレぇ!?」
見た画面の光景と、ハンジの顔を行き来し、目を点にした。
だってそこには…。
「リッ、リヴァイさん!?なんでこんな…」
そう、リヴァイがいたのだ。