言われて恥ずかしいノロケシリーズ

ファラミアの場合

隣を歩く彼は高身長で、紺碧の瞳に緩く巻かれた金色の髪に詰襟の制服がよく似合う。
紳士で、博学で、勤勉、努力家、文句なしの男性。
一つの欠点を除けば……
「どうかされましたか?」
「え?」
「先程からジッと私のことを見つめているようですが。」
「あ、ちがっ、き、気のせいよ。」
急に、優しくではあるが壁に押し付けられ顔を上向かされた。
「隠さなくても良いのですよ。私と口付けしたいのでしょう?」
キザで思い込みが甚だしい彼。
『私の気持ちは無視?』
彼の与えてくれる愛は時に重たすぎる。
幼いころに十分愛を与えて貰えなかった承認欲求の裏返しなのかもしれないが。
『仕方の無い人』
彼に微笑んでいつものように彼の首に自分の腕を絡ませた。
「うん、して……」
そう言えば、彼は嬉しそうに微笑んで優しく口付けをしてくれる。
彼の口付けを受け入れながら、自分も大概変態だなと自覚する今日この頃。


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