炎のゴブレット


□07.時間割
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翌日、アゲハが寝坊したためアゲハとアンジェリーナは朝食を採るのに遅れをとった。
マクゴナガルが一人ひとりに時間割表を配り始めている最中だったようだ。

オートミールを口に運びながら配られた自分の時間割を見ると、一時間目に魔法薬学と書いてあった。

「アンジーは一時間目何?」
「その呼び方本気で言うのね。一時間目は自由時間よ。」
「え?!」

フレッドの時間割表を見ても自由時間と書いてあった。

(てっきり皆受けているのかと思ってた)

「魔法薬学受けないの?」
「「ええ(ああ)」」
「だってあの教科、“O・優”を取っていないと受けられないじゃない?それにスネイプだし…」
「ああ、こっちから願い下げだぜ」

アンジェリーナとフレッドの言葉に近くにいたジョージとリーも頷く。

(誤解なのに…)

スネイプの評判はそこまで悪いのか、とアゲハは悲哀感に包まれた。
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