短編

□目に入れても痛くない
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※パパセブ設定



夏休み休暇に入り、他の教師陣よりも一足先にホグワーツを去る。

真っ先に向かった場所は勿論…。

「パパー!お帰りなさい!」
「ナマエ、ただいま」


我が家だ。

ドアを開けるなりキラキラした瞳で駆け寄ってきた最愛の娘を抱きしめる。

「あのね、あのね、パパがいない間にね、ドラコよりもずっと早く箒で飛べる様になったんだよ!」
「凄いな!ホグワーツに入ったらスリザリンのシーカー確定だな」
「うん!あとね───」

マルフォイの家に預けて今朝帰って来たばかりなのだろう。
マルフォイ邸のしもべ妖精が掃除を終え、裾をつかんで早足で付いて来るナマエを追いかけてうろうろと歩き回っている。

「世話になった。戻っていいぞ」

しもべ妖精は一礼し、バチンと音を立てて消えた。

「あのね、あのね」と次々と口を連ねて出てくるナマエの話が一通り終わるのを待ち、スネイプは口を開いた。

「何がしたい?」
「え?」
「何か我輩と…パパとしたい事はないのか?」

突然の言葉にナマエは目を見開き驚きを見せるも、頬を赤く染め、指をいじりながらもごもごと話し出した。

「ルシウスさんに言ったらちょっと違かったんだけど……昔良くやってくれたやつ──」
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