10/31の日記

10:16
祖父のこと
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10月20日21時35分に祖父が亡くなりました。
享年76歳だったのですが、私個人としてはもう少し生きていて欲しかったです。
誰も最後に立ち会うことはかないませんでしたし、私も次こそ次こそと先延ばしにしてしまった結果、祖父と話した最後はもう一月ほど前ということになってしまい、そても悔やんでいます。

ただ、せめて、と棺に入る前、病院のベッドで眠る祖父を見ることができたことは僅かながらの救いとなりました。
ベッドに横たわる祖父は本当に眠っているようでしたが、最後に自分が見た顔よりもうんと黄色くなっていて、運び出される際に垣間見えた足は前よりもずっと細くなっていて、自分の何気ない一月はこんなにも人を変えてしまうのかと愕然としました。

私の記憶にある祖父はいつも明朗で鷹揚でした。
怒鳴ることはおろか顔を怒らせることなのさえないような祖父でした。
お酒が好きで、私と退院したらお酒飲もうねと話していて、退院してお酒も飲んでいたのに、私が約束を果たせませんでした。
亡くなった人を憂いても仕方ないことではあるのですが、どこかに吐き出したくてここに書かせていただきました。


おじいさん、
21年間、私を見ていてくれてありがとうございました。
もう写真や私の記憶の中でしかその顔を見ることは叶いませんが、私はこれからたくさんお酒を味わってその都度伝えに行かせていただきます。楽しみにしててね。

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