セブ誕 2014
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***裏注意
「エイミー…愛してる」
そう耳元で囁きながら、セブルスの指先が、私の体のラインをなぞる。
お互い重ねた肌はしっとりと汗で湿っていた。
あの日からまだ数日しかたっていなくて
セブルスの身体には痛々しい噛み傷が残されたままだけど、
『あ、…セブ…っ。』
何度も、口付けを繰り返した。
次第にねっとりと濃くなっていくそれは、いまからすることを連想させるようで、
身体の奥が喜びで震えた。
「…今まで、ずっとこうしたかった。」
セブルスと私の間にあったものは
きっと教師と生徒という禁忌だけではなかったはずだ。
過去の想いや、二重スパイという立場は、何よりも私達を引き離していた。
『セブ、セブルス…愛してるよ。』
長く、私をいたわるように優しく、私が、もういいと恥ずかしさをおさえて声をあげるまで、セブは私を愛撫し続けた。
既に、太ももの辺りには、堪えきれないセブルスの欲望が、当たっていたというのに
彼は私に乱暴なことは一切しなかった。
『…いたっい……』
入ってくる痛みというのは、身体を内側から切り裂かれるようなもので、
しかし幸せな痛みだった。
止めないで続けて、という私に
「…すまない」
と一言だけ謝ると
セブは腰を進めた。
私は足を、セブルスの腰に絡める。
いくつものキスが降ってきて
痛みからきたはずの涙は嬉し泣きへと変わっていた。
ゼロ距離の肌
「大丈夫か?」
事後、私を抱きあげ、シャワーで体を洗ってくれて
今ベッドに戻ってきても
彼は私を心配し続けていた。
『…大丈夫。』
案外心配性っていう新たな彼の一面をみつけて愛おしさがこみあげてきた。
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