白の従者(マギ)
□「金属器」使い
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紅炎に呼ばれ、青蓮は紅炎の部屋に行った。
「紅炎様、青蓮でございます」
「あぁ、入れ」
返事をされ、青蓮は部屋に入った。
「紅炎様、御用とは……」
「……青蓮、服を脱げ」
「はい!?」
何を言っているのか判らなかった。
「別に変なことを言っていない。上着を脱げと言ったまでだ」
紅炎は青蓮が勘違いしていると思い、訂正をした。
「は、はい」
青蓮は言われた通り上着を脱いだ。
青蓮は上着の着物を脱ぐと、肩が見え、装着している剣も見えた。
「青蓮」
「はい」
「お前――
「金属器」使いだな?」
紅炎がそう断言し、青蓮は息を詰まらせた。