少年達は落ちてしまった

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『黄色くんストップ!』




いきなり愛しの本達が入った箱が黄色くんに奪われた



ということで、走って黄色くんの前に回り込む




黄色「うわっΣ」




『今日は疲れてるだろうし、明日に向けて休んだ方がいいよ?気持ちはありがたいけど………』



黄色「疲れてないっスよー、ぴんぴんス!」



『いやぁ、そうは思っててもさ、黄色くん』


黄瀬「黄瀬っス、"黄色"じゃなくて」



『黄瀬くん』



黄瀬「涼太って呼んでください」



『涼太。明日から大変だから、それに備えた方がいいと思うよ?』




黄瀬「…………」








涼太の頭にしゅんと垂れた犬耳が見えるのはなぜだろう……←



















……仕方ないなぁ………




『じゃ、手伝ってもらおうかなー』



とたんにパッと顔をあげ、目を輝かせる涼太の後ろに千切れんばかりに振っている犬の尾が見えるのは幻覚だろう←





『その代わり………』



黄瀬「?」





するりと涼太の左に立ち、涼太を横抱きする―――






黄瀬「うわっΣ」












――所謂、お姫様だっこ






『さて、行こうか』




黄瀬「……////」


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