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「ならば聞く。
お前達は、両王の真意が何処にあるのか、本当に分かっているのか!
赤の王周防尊は、何故学園島を占拠した?
青の王宗像礼司は何故自ら指揮を執らない?
そして2日は何故、余人を交えず己達のみで決着をつけようとしている!
お前達の王は戦いを命じたかもしれん。だが状況は変わりつつある!今は剣を引き、次なる王の命を待て」
夜刀神の指摘に静まる広場。だがまだ納得している者はいないわけで…
その内の一人が、彼に向けて刀を振り上げる。気配に気づいた夜刀神は、それを防ごうと自らの刀を鞘ごと抜いた
ガキンッ
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