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「っはやく!王を殺せるのは王だけだ」


赤と青の王が再び拳と刃を交えようとしたその力の間に、無色の王を自らの体に留めた白銀の王、伊佐那社が入る。

彼は、周防に探していた無色の王を殺させる為にここに来たと言っていいだろう。彼の言葉の通り、王を殺せるのは王だけだからだ。



伊佐那の中に無色がいると見せられ、その意味を理解した周防はニヤリと笑う

「あぁ、礼を言うぜ。よく連れてきてくれた」

その表情と言葉で、周防が何をしようとしているのか悟った宗像は焦ったように叫ぶ

「止めろ周防!!手を出すな!!」

しかし周防の目には既に無色しか見えないのか、彼の拳が迷いなく引かれる。それは赤い焔を纏って




















「その攻撃、ちょっと待ちなさい!!!」



ザンッと現れた緑に、かき消された





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