トラファルガーロー 長編 Lily (現パロ)

□初めまして
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「泣きやんだか?」



「ズズッ…うん…」


「なら百合音の部屋に行くぞ」



ローにうながされるまままだ着替えの時くらいしか使っていない部屋に入るとものすごい数の紙袋が置いてあった



「紙袋集めが趣味なの?」



「は?そんな趣味はねえよ。」


「じゃあこの大量の袋はなに?」



「さっき百合音の服や下着を買ってきたんだあんまり時間もなかったしお前が細すぎるせいでサイズがあんまりねえからこれしか買えなかったけどな」



「これだけって…私が持っている服の数より多いよ…それになんか高いブランドの袋ばかりの気がするけど…」



「そうか?」


「こんなに悪いよ…すごいたくさんお金使ったんじゃない?」



「金のことは気にするな。」



しかも…下着まで…ローがランジェリーショップで買い物したんだよね…



「顔洗ってしたくしろ。俺がいつも行く店に飯食いに行くぞ。それと『悪い』と思うの禁止な」



少し腫れた目を隠すように化粧をしてローが買ってくれた服を着た



洗面所で「これに乗れ」と体重計に乗せられたら……



「てめえ…!身長160後半くらいあるのになんだこの低い体重は!
BMIが15%しかねえじゃねえか…!
平均は18%だぞ!」



「BMI?なにそれ?平均と3%しか変わんないじゃん」



「あぁ?BMIが15%ってのはな危険レベルだ!あと10キロ太れ」



「10キロ!?そんなに太れるわけないじゃん!子供の頃から痩せ型なの!」



「骨格を見りゃそんなことはわかる。だが食え、太れ。」



「ローが本当に体重計買ってくるなんて…乗る前に服の中に重たい物入れておけば良かった…」



「あぁ?胸にか?」


「なっ…!」


「そっちはそのうち俺がでかくしてやるから安心しろ」




「そ…それって…えっと…あの…」



「いきなり襲ったりしねえから安心しろ。行くぞ」



ローに手を引かれて迎えの車に乗った
車の中でもローはブツブツと今までの私の食生活を怒っていた
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