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□告白シリーズ4 緑基
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高3設定
「ヒロトは進路決めた?」
「うん。父さんの後を継ぐよ」
「なんで?!“ヒロト”って名前に縛られる必要ないんだよ!」
緑川が言うことは正しい
“ヒロト”って名前に縛られる必要なんかないと思う
それでも僕は、父さんの後を継ごうと思う
「なら……!」
「緑川…?」
「なら!俺は、ヒロトの隣にいる!ヒロトが社長になるなら、秘書になるっ!!ずっと…ずっと!隣でサポートできるように…!!」
声を荒げて恐らく一息で言ったであろう緑川は肩を上げていた
「緑川の気持ちは嬉しいけど、僕のせいで緑川まで“吉良財閥”に縛られる必要はないよ。」
「なんで、ヒロトはなんでも溜め込んじゃうの!自分のこと卑下しすぎ!たまには甘えてよ!我が儘言いなよ!!俺じゃ……俺じゃ……頼りない…?」
「あぁ…もう……今まで頑張ってきたのにな…もう……緑川ごめん……君のこと縛っていい…?」
「うん。当たり前」
「隣にいて……!僕の隣に!これからもずっと……!」
ごめんね緑川
あの時、もっと突き放せば良かったんだ
緑川は此処にいるべきじゃないのに
緑川には……自由な世界にいて欲しかったよ
「ヒロト…?なんで泣いてるの……?」
「あれ…?なんでだろうっ…あっ、ごめんね……嬉しいの」
拭っても拭っても涙は止まることを知らなくて、僕自身、訳が分からなくなっていた
「ヒロトごめん。こんな時に不謹慎かもしれないけど………………………好きだよ」
緑川はそういうと僕を優しく抱きしめた
「僕が“吉良財閥”で緑川を縛る代わりに、緑川は僕を“恋人”で縛って?」
「ヒロトの言うままに……」ニコッ
gdgdすみません…
ふたりの進路の話ってよくありますよね
ヒロトが社長になるためにした決心を緑川は最終的に否定できなかったんじゃないかなって思います
読んで下さりありがとうございました
清羅