暖かい焔

□…ウソでしょ?
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電車に乗ってましたよね?
姫に抱きついてましたよね?
何故街にいる?!
しかも見知りらぬ街並みですけどおぉぉぉっ!?
夢ですか?
夢ですよね?
どう考えても夢ですね。

目を擦って開けて見回してみる
また擦って見てみる
変わらない…
えー…
此処が天国とか言いませんよねぇー……?
つねったり、キョロキョロしてみたり、そんな挙動不審なのがいけなかったのか、黒いスーツのおじさんに声をかけられた
「おにぃさん、誰か探してるのかい?」
あっ、なんか意味ありに、そのニヤニヤ顔止めていただいてもいいでしょうか?
そして性別は女子ですからね
「ちょっと道案内を頼みたいんだけど」
知らぬ間に後ろにもスーツのおじさん。
いや、多分年齢的にはおにぃさんなんだろうね
雰囲気ヤのつく自由業ですけどね

「いやー、この辺の者じゃないのですみません…わっかんないんすよねー」
でわっ、なんて荷物類持ってさっそうと爽やかに立ち去ろうとしたら掴まれた
「ちょっと来いや」

ハァ…駄目だ
手は出しちゃ……

「正当防衛って言葉ご存じですか?」

普通素人にナイフとバットで攻撃します?!
そしてなんで冷静に避けて反撃して尚且生意気な事言えちゃってんの俺っ!
短気だし手は出しやすいなぁとか思ってたけど
いまだかつてこんなに強面な人らに囲まれた事無いんすけどっ!!
そして大事な事なんでもう一度言いますが俺し ろ う と ですけどっ!
気がついたら15人は居たであろう黒服集団が地面に倒れていた
自分がこえーよ

こんな惨劇見られたら不味いよな…って
「!?」
み ら れ て る っ !
「キミは……」
「あっ、ちょっとっ!」
キミは…って言っていい逃げされたよっ!
明らかに一般人ぽかたけどっ!!
あーぁ…オワタ…
俺の人生オワタな…
そしてちょっと十束さんに似てたな、イケメンぽかったぞ
なんて思ってブラックアウト















































































いい匂いがする…
フカフカで柔らかい布団
そして美味しそうな香りとアルコール…
アルコールっ!?

「っ!?」

ここは何処っ!
私はキョウっ!
ちゃうちゃう
なんでまた見知らぬ場所で眼が覚めた!!

「あっ、目覚めたか」
この声は櫻井の声に激似っ!
振り向くとそこにはイケメンなサングラスなおにぃさん
「すまんなぁ…十束助けてもろて。…気絶してしまたって言われて、急きょ此処に運んだんや」
「え…」
十束を助けて…?
あっ、逃げたんじゃなくて、誰かに連絡してたのか…そして気絶したのか、俺…
ってか…今十束って…つか櫻井じゃなくてこのバーテンさん……
「あぁ、すまんな。俺は草薙出雲って言います。ほんまおおきにな」
俺のまさかみないな顏を見て自己紹介
あぁ…なにこれ…
コスプレカフェですか?
メイトさんクヲリティ上げてきましたね
知りませんでしたよ…
「お写真宜しいでしょうか?」
「へっ?」
真顔で聴いたらへっ?って顔つか端末機様の待受猿美だったのに待受変わって…慌てて中を確認するとK関連データがごっそりない
えっ、えっ?
R18猿美データも?
え?尊出、変態室長…
試しにググってみたら…
普通に地名だよ鎮目町…





















































まさかのトリップですか………




































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