暖かい焔

□はっぴーばれんたいん
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「くっさなぁーぎさん!ちょっとお願いが…」
「なんや藪から某に…つかその袋…まさか…」
「そのまさかでーす!なので、営業時間までには作り終えますのでキッチン貸してください」
「ええよ。ただ、俺には特別な☆」
ウィンクごちです草薙さん!

ってな訳で本日はうら若き乙女による二次元の彼氏に愛を捧ぐ聖☆バレンタイン
まさかリアルに渡せる日がくるとは……

「さて吠舞羅のメンバー分とセプター4にも持っていかなきゃだから急いで作らなきゃ!」

人数多いから…多少おっきなクラシックショコラを切ってだせばいっかなぁ…後は当たりの人用クッキィーと本命を…なんて照れるんだ!!




「って事で出来ました!」
はい!途中過程ははしょらせていただきました☆

「日頃お世話になっている細やかながらの感謝の気持ちDEATH☆お返しは期待しないで待っていようww!」

「うわっおいしそう!」
「さっ、さんちゃんに、しょーへいさんもみなさん分あるので食べてください!切り分けてあるので…ゆっくりゆっくり…食べてください!」
「からっ!え?なにいれた麻倉!」
「あっ鎌本大当たりww中にはからし、とうがらし、わさび、しょーがに激甘になっており、ほんとの当たりはクッキーが入ってマス!クッキー入りの人には漏れなくこの夾ちゃんクッキーをプレゼント!」
いやー楽しみがあって良いでしょ!と笑顔で言ったらみんなに震えられた
え?いや通常通常
「…夾」
「どうした八田ちゃん」
みんなの前で美咲呼びは恥ずかしいので八田ちゃん呼び
「さっきどっかこれ持っててたみてぇだけど…」
「あぁ!お世話になってるからセプター4にも持ってったよ!」
なるほどな。なんて、あれ?ちょっと八田ちゃん元気ない?
まさか猿からチョコが無いからなのか!?いや、むしろチョコでコーティングされた美咲を食べる猿ひk……うはっ鼻血でそっ
「むしろ喰われろ!」
「は?」
「あっ、いえ…」
危ない危ない。また暴走pになるとこだったよ…
さてなんやかんやで皆さん作った分は完食していただき、解散になった
八田ちゃんも早々に帰るかと思いきや…意外と片付けを名乗り出てくれた。よかったぁ…どうやって引き止めようか悩んでいたんだよね…

「ふぅ…無事片付け終わった!ありがとうみ、み…美咲…」
「いや…きにすんな…」
お互い顔を真っ赤にして
まるで中学生かっ
草薙さんは煙草買いにいってくるって言っていたから、今はほんとに二人きり

「あ、のさ……これ…よかったら……」
「!!」
やべっ
この顔かわいすぎる!八田ちゃんかわいい!写メとりてぇー!!クハッ!
「お、俺にか…?」
「うん。むしろこれ、美咲にしか作ってないし……」
「さ、さんきゅ」
渡せた!!
つか八田美咲…八田美咲の照れてはにかんだ笑顔は天使!
「いつもありがとう美咲」
「夾…俺もありがとう…ホワイトデー楽しみにしとけよ!!マジ倍返しすっから!」
「いやっいいよ!!」
「きにすんなっ夾!…俺が渡したいだけだから…」


「…うん…じゃあ…楽しみにしてるね……」





甘い甘い
チョコレートの日

大好きな人に想いを伝える日

でも好きとは言えず
特別としか言えない狡い大人の俺を許してね







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