暖かい焔

□ちょこっと進んでみた
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「ふぁああああ…でっか…」

目の前には椿門。
はい。現在ワタクシ、セプター4本拠地に佇んでおります。
なぜか?って

そりゃ青服をリアルに拝みたいからだよ!
だってレイヤーだもん!
あわよくば服の1着や2着くすんでこようかと(犯罪ですよ)

さて、唐突ですがセプターふぉおおおっ!!に進撃☆

本日の格好は黒髪にシャツにジャケ。黒パンに黒縁眼鏡
どうみても不審者にはみえねぇだろ
ってみやげてたのがいけなかったのかな?
きっとそうなんだろうな
後ろからサーベル突き付けられて連行されました。(室長室に)































うーん。

こんな予定じゃなかったんですけどね。
つか、なんでこの完璧な変装がバレたんだ!
「伏見(宮野)の分際で!」
「その分際にバレたんだ。大人しく捕まれ馬鹿」
くっ不覚っ!!武士の…一生の恥っ!
「公務執行妨害はしていない!善良な市民にいきなりサーベル突き立てて脅すなんてっ!不毛!」
ギャー!と騒ぎ立てていると、やっと書類から顏を上げた室長と目が合う。
あっ、今、鳥肌だった。
これあかんやつや
「さて、貴女のお名前を聞いてもよろしいかな?」

生ぎぃいいんちぁああああんんンンッ!!とは、一切おくびにも出さず、
「通行人Aのただの名無しのごんべさんでーす」
つか、今更名乗るのもねぇー
「貴女をいくら探してもピックアップされないんですよね。端末にもなにか作用するのか、ハッキングも出来なくて困っていました」
そりゃそぉーだ。トリップしてきてこんにちはですからね
「え?それは宗像さんの情報網が甘いんじゃねぇの?つか、端末にハッキングとか、犯罪ですよね!おまわりさーん!」
あっ、こいつらがお巡りさんだ…
この世界オワタな

「…私はまだ名乗ってませんでしたね。失礼。此処の室長を勤めております、宗像礼司と申します。」
あーー……。
やっべ……
なんかあのえ?その不審者を見る目の後になんかオモチャ見付けちゃいましよっ!って顔やめてもらっていいでしょうか?
「うちの伏見君を傷物にした…吠舞羅の…たしかヤタガヤスは」
「夾って言ってたよなぁ…麻倉夾」

バレてる!
なに、このメガネーズ!
つか、今、傷物って!
猿は美咲のでアンタのは尊さんんっ!!!
そして今更だが杉田ぁあああああっ!!!
!その眼鏡とってジャージスタイル見てみたいです室長!威厳ない宗像なんてただの銀ちゃん!!

「ハッ。わかってんなら尚のこと名乗らなくて…!?」

なんだ今の一瞬っ
見えなかった!!
「貴女の態度はとても周防に似てて不愉快です」
「ハハッ、余裕ねぇな」
って尊さんっぽく言ったら余計絞まった
壁ドン萌えですけど若干絞められてますし顔ちけぇええっ!イケメンだけど宗像興味ないぃいいい!
「残念ながら私は君に興味あります夾。」
読まれた!
なんなのっ!宗像なんてただの猿のストーカーとか美咲を追いかけてて尊さんに振られたらいいよ!!

「室長」
「あぁ、少し遊びすぎましたね。貴女の事をもう少し詳しく知る時間が欲しかったんですが…時間切れですか」

…は?

いや、まじ一方通行ってこのことだよね!
キョウちゃんびっくりだよ!!
ここまで話が通じないなんてさすがだよ!!

「…貴女が危険なストレインならそのまま拘束するんですが…吠舞羅のクライズマンなら仕方ありませんね。しかし手はいくらでもありますよ夾」
「慎んで遠慮します。そして開放してもらってもいいすか?」


さっきから端末鳴りっぱでこわいよー…


「出口まで送る」
おっ、伏見さんに送られる…
ひっ殺られるww

「チッ」
あぁ、また舌打ちされましたよ。ずっとこんな態度なのかな?変わっても困るけど…
美咲大好きな猿でいてください!先生はそんな変態ストーカーな猿比古が大好きです!でもただ、監禁したらぶったぎる!で犯行現場を抑えるwwむしろ手伝いますよww
「…あんたなんなんだよ」
「は?」
思わずカポーン(゚Д゚)
一瞬妄想がバレたのかと…!
「美咲の…」
あぁ、焼き餅ですね。私はきな粉派DEATH☆
「吠舞羅の…八田ちゃんの仲間かな。そして今の俺の居場所。その穏やかで平和な居場所を奪おうとする奴は容赦出来ないかなぁ…」
「あっそ」
な、なんだよ。その顔
表情読めないから!
まぁでも
あの二人が変態じゃなくなるなんて、納豆に醤油をいれいくらい有り得ないんじゃないかなぁ…なんて失礼な事を考えてると、あっ、なんか言いたそうな顔してるぞ
「俺は…美咲をあんたみたいなヤツには渡さねぇ」
あらあら
だが萌え台詞頂きました!
「まぁ、次合ったら容赦なくボッコボッコにしてやんよ。アデゥー」
ヒラリと2階から…って2階だったのかぁあああっ!!
無事着地し、焔ってこうも使えるのか…など感心してると見知った後ろ姿が門の外に
もしかして…
「八田君…」
美咲!美咲美咲美咲美咲美咲美咲!会いたかった!ハグしていいですかっ!頭なで回したい!
あぁ癒されるっ!!気持ち悪い?むしろ通常でしょ!
「夾…」
「?」
「あ、いや…あのよ…」
え…顔真っ赤にして、えっ…かわいいっ!!いいだろ伏見!貴様にはこんな顔拝める機会は一生涯ないのだよ!アッハハハッ!なんて顔には出さすにKtktしてると
「み、美咲でいい…」
声ちっちゃくボソッと
「この前、そう呼んだだろ…別に嫌じゃなかったし…むしろ呼んで欲しいっつか」
夾になら…とかゴモゴモってなってるけどなんとなく聞き取れた
えっ、つまり告白!勘違いとか突っ込みナッシィング!結婚しよう美咲っ!!
「み、美咲君…?」
あっ、声にしてみると案外照れるな
「あっ…できれば…」
君はいらねぇかも…って幻聴ですかっ!!吐血っ!
「慣れるまでは…」
お互い顔真っ赤。つか誰かこの状況をっ!!
「…か、帰るか!夾っ!」
「う、うんっ」
ドキッとした
八田美咲!やるじゃないかっ!ギャップですね!
だって、先日からさりげに呼び捨てなんだもん!
嬉しくないわけがないのだよ!!
「ん」
「へ?」
またも変な顔してしまった。
こちらを向かず手だけ差し出されたこの状況。
「迷子になるから…」

萌え死ねるっ!

































「チッ」
なんなんだよ美咲。美咲は俺だけ見てればいいのにあんな訳のわかんねぇ女にデレデレしやがって。あんな男だか女だか訳わかんねぇヤツなんかほっとけばいいのに。顔真っ赤にしやがって、だから童貞は
「でも、なんかアイツ…」
気になる。
美咲になんて譲らねぇよ、夾

こんな愉快な気分になる奴は美咲以外居ないと思ってたんだがな

あーぁ。
なぁ夾
必ず振り向かせてやるよ





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